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鳴しろ信者である管理人の萌え吐き出し場&問わず語り。
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前記事で『ベルばら』話をしましたけれど。
デジタルリマスター版をCSで放映してたんです。昨日が最終回でした。
ちょっと懐かしくて観てました。原作文庫本は本棚常連ですが、アニメを最初から最後まで観たのは中学生の頃、友達がビデオ貸してくれて、だったかなあ。




大人になってからまともに通して観たのはこれが初めてでした。
ちなみに原作とアニメでは何が違うか。
まず原作には1970代少女漫画にありがちなコミカルテイストが散見しているのですが(決してそれは悪いことではないです)、アニメはそれを一掃し完全シリアスな歴史物に徹していること。
そのせいかは分かりませんが、原作の登場人物の方が恋愛に生きている印象を受けます。
そしてアニメのアンドレは初登場からキャラ立てがしっかりしていること。
こういう忍ぶ愛、恋にとことん忍耐しきる男ってのは、私の大好物です。
アンドレはそのお手本みたいなものですね。主従関係、てのもまた良い。



池田先生は、アンドレがあそこまでの主要人物に成長するとは全く思ってなかったそうです。貴族のオスカルの従僕として設定しただけのキャラ、だからオスカルとアンドレの恋愛模様を知ってから読む方にしてみたら、驚くくらい登場初期のアンドレはモブです。オスカルの護衛のくせにオスカルに助けられるシーンが多い。
原作のアンドレは貴族に雇われている平民でありながら革命の気運に頓着なく、ひたすらオスカルの行くところに従っています。ただ愛する人との身分格差に苦しみ抜き、七転八倒しているのはこちら。武力も女性であるオスカルに劣っていることに引け目を感じている描写もあり、視力も失い、歴史が激動する中彼女の足手まといになるのではと苦悩してます。
オスカルに告白されるシーンでは、相思相愛になったことに衝撃を受けてるし。



アニメ版ではオスカルの危機を彼女よりも先に察知してますから、護衛としての役目をきちんと果たしていてホッとします。武力はともかく、腕力ではオスカルに勝っている描写もあり、これもホッとする。
身分格差に苦しみながらもあくまで恋愛においてのみ悩んでいた原作とは異なり、民衆が貴族をどう思っているのか、気運はどちらにより優性なのか、集会に出たり勉強会に出たりして、貴族であるオスカルのために世情を知ろうと奔走している、考える男になってます。



キャラ立てとしてはアニメ版のアンドレがいい。
でも恋愛ストーリーとしては断然原作の方がいい。



だってアニメ版、オスカルとアンドレが結ばれる(←きれいな表現)場所、野外ですよ?!
(原作ではオスカルの私室)
しかもオスカルの告白と同日、この日はパリ出撃の前日で、アンドレは翌日に落命します。
原作では告白と結ばれる日に半月強の差があるので、それなりに相思相愛期間を楽しめたのに。
しかも結ばれるはいいけれど、こう…星空がインサートされて(野外感バッチリ)結ばれたってナレーションが入って、事後パリに向かうふたりの上にはまだ星空、って!
どんっっだけアンドレに与えられた時間は短かったのか…!20ウン年の忍ぶ愛がようやく実を結んだってのに、何ていう即物的な…気の毒だ…としか…
色々書いてきて、結局言いたいことはこれなんですけど。



原作では、銃で狙いをつけられたオスカルが馬上で咳き込み(オスカルは結核に罹患)、それに気がついたアンドレが彼女と銃弾との間に入り被弾。オスカルを守る形で絶命します。
が、アニメでは流れ弾に当たって死ぬという…オスカルを守って死ぬこともなく、無駄死にという…。ここまで観てきてものすごいガッカリです。アンドレが死んだ後のオスカルの自暴自棄っぷりも酷い。
アニメはアニメで人気があったろうけれど。アニメはアニメで良さがあるんだけれど。
アニメ版オスカルはアンドレへの想いに気がついても結局、上司と部下・主人と従僕として接することしか時間的に許されなかったから、アンドレの隣で女性として幸せそうにしている自分を想像したり、そこのところは評価できます。
「あなたがあまりにも穏やかに傍にいたからあなたの愛に気がつかなかった」
オスカル視点により重きを置いてるのかな。



『ベルサイユのばら』
オスカルが作中で死んだ時、ファンが実際に葬式を挙げたくらいに人気のあった作品。
なのに地方によっては視聴率が振るわず途中打ち切りをしたところもあったとか。
こんな超名作でも打ち切られたんだから。
だから、ほら…ね?アンケート結果とか悩んじゃいけないよ?
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