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鳴しろ信者である管理人の萌え吐き出し場&問わず語り。
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『月光条例』、夏の感想の続きをば。



死を覚悟したエンゲキブ。
その脳裏に過ぎるのは月光とのやりとり。
月光の笑顔。
ゆびきりしておけばよかった。
約束しておけばよかった。
そのエンゲキブを済んでのところで助けたのは月光。



エンゲキブ…






うわ。
うっざ。



好きな方ごめんなさい、本当に叫びました。
「何この人、超うぜえええ!」
って。
ここまで一気に読み進めて、週刊で読んでいた時ほどエンゲキブをマイナスに感じることはなかったのですが、いやあ、もうこれは駄目だった…はあ。うざい。
だってこの死にかけてるのって、巻き込まれて仕方なくアラビアンナイトの世界に強制的に連れてこられたのではなくて、非戦闘員の立場で何も来なくてもいいのに自ら飛び込んできた結果でしょ?自業自得で死にかけて、好きな男子に助けられてうっとりしてるってのはどうにもこうにも…。


エンゲキブが月光を好き、ってのはガチでいいんですよね?
連載初期からずっと幼馴染属性でケンカばかりだけど実は好き。彼氏とっかえひっかえだけど本命は月光だった、死に面して思い出すのは月光、それくらい好き。ってことで。
言ってしまえばこの作品のヒーロー&ヒロインのキャラ付けには最初っから難があるために魅力がなく、作者の見えざる手で行動を決められている感が他作品にも増して顕著なため感情移入がしにくい。結局、彼らの恋愛感情が盛り上がっても置いてけぼりを食った気持ちになってしまう(少なくとも私はね)。
作者のテコ入れが見えてしまうと読者は反比例して引いてしまう。
『からくり』においても勝の人気は上がらなかったし、それに伴って行動にブレーキがかかったのが一目瞭然な鳴海に対しても人気の急降下は起きてしまった。しろがねのヒロイン評価も酷いものだった。


エンゲキブが月光が好き。
エンゲキブは露だった。
で、露はセンセイが好き…なんじゃなかったの?
何で転生後はセンセイから月光に好きの対象が変わったの?


サンキチのままでは露を幸せにすることはできなかったのか。どうして月光に生まれ変わる必要があったのか。記憶を思い出すことで性格が好漢サンキチに上書きし、正統派藤田主人公にクラスチェンジさせるくらい元月光はどうしようもないヤツだったのか。
作中に答えがあったのならごめんなさい、私の目は滑りました。
特に露を任せておきながらサンキチを強制的に転生させ、肝心の露を孤独にする、その必然性は何ですか?物語の上で何か理由があるから別離が用意されたのでしょうが、その必然性が感じられない。そもそも、裸の王様が月打ちチルチルを見逃す必然性も分からないし、おとぎ話の登場人物が単独で条例執行できたの?みたいな感じで根本的に人間の執行者っているの?とかもう色々ツッコミが忙しく、後付け連発の後遺症で本筋が見えない。


月光が放ったモノサシ論もセンセイ由来だって判明したけれど、一番誰かを他人のモノサシではかっているのはセンセイ、あなたじゃん。他人のモノサシ評価ではなく、自分のモノサシで自分を評価しなさいよ、それが大事なんだよってのがこのポリシーのキモなんでしょ?
サンキチが幸せになるためには転生って、設定上、転生の必要があるにしても、センセイはサンキチ自身の意見は訊かないで一方的に決めてる。
幸せは相対的なものなのだから、センセイが思う幸せをサンキチが幸せと感じるかは誰にも分からない。話の流れでは最終的に月光が、転生させてくれてセンセイありがとう、に帰着するだろうとは予想するのだけど、センセイが勝手にサンキチの幸せを値踏みしたことには変わらない。
だからこそ、転生時のサンキチのあの表情があるわけで。あの時点のサンキチは露の傍にいて、同類相哀れむ形でも露の淋しさを癒してあげたかったのではと思う。
その方がふたりは幸せだったと思う。とりあえず今生で幸せを探ってみてそれでもなお、望む幸せが見つからないならその時転生してみる、そんなセンセイの願いだってよかったはず。そんなに急いで転生する必然性も、藤田先生が必要だと判断したから、と言われてしまうとおしまいで、『月光条例』の世界観設定に一貫性・規則性がないから仕方がない。


強制的にふたりを離したままにし(作者的に)、ヒロインを不条理な孤独状態にし、ヒーローはその間記憶喪失状態。
まんま『からくり』の焼き直しですがね。
最終局面において仲間に拒絶され孤立無援、っていうのは『うしとら』から三度目ですね。


最近、エンゲキブの唾液がドーピング剤として登場したことを知り、藤田先生はどうして人外の体液をまたも万能薬アイテムとしてしまったのかとガッカリしました。『しろがねの血』の万能化は作品をgdgdにした原因のツートップのひとつですよ。(もうひとつはダントツにアイセクト)
そういう設定を再び出してしまったことは痛手です。作り手側からすれば非常に楽な設定です。読み手にしてみれば安易で、作者が言うんだからしょうがない設定です。何しろ二番煎じだからなあ…しろがねの蒸発した汗を呼吸して取り込んでいた仲町サーカスメンバーが超健康体っていうのと全く同じで萎えます。仲町の時も萎えたのに。
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