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鳴しろ信者である管理人の萌え吐き出し場&問わず語り。
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前回のUP時にはニコ動での動画のリンクがされてました。
せっかくですのでそのまま改めまして。

しろがねでカンタレラ

鳴海としろがねのダイジェスト動画。
このふたりは王道公式CPなのにこういった恋愛モチーフのものがまるでない謎。
貴重品。

からくりサーカスでウッーウッーウマウマ(゚∀゚)

勝やしろがね、ギイや最古がウマウマ踊ってます(笑)。勿論、鳴海兄ちゃんも!
愛情たっぷりで癒される動画ですよ!
私も動画を作る才能があれば・・・!(その前に絵心がないのでアウト。)




さて、この後は『からくりレビュー』になります。
いつまで1巻のレビューやってるんだ?って気にもなりますが・・・1-3巻を過ぎれば絶対に駆け足になりますから・・・(笑?汗?涙?)


今回のレビューは自分でも「内容が細かいかも」って思うので薀蓄とかお嫌いな方、「からくりサーカスはこれでいいんだ!」という熱狂的信者の方、鳴海のように勝の『お墓』の件でホロリときた方はお止めくださいね!かなり現実的なことに言及してますので・・・。







「おかあさんは……『アイジン』って言うんだって…」
(第1巻 勝 第5幕 【鳴海の家にて】 才賀勝)




鳴海に身の上話をする勝の重たーい言葉。




勝の周りには大きな余白。
俯き加減な姿勢に、どこか達観し諦念している薄笑いにも取れる表情。
「・・・」の多いふきだしの中身。そして、このセリフ。
おまけに撫で肩。薄幸の塊の勝。



勝は母親が貞義の愛人だったことを才賀家に引き取られてから知ったのでしょうか?あの根性悪の兄弟たちに「こいつがオヤジの愛人の子か」なんて言われて母親の境遇を知ったのでしょうか?小学2年生の8歳のときに。
とっても気の毒な少年です。よくあんなところに引き取られて3年間、性格が歪まなかったものだと感心します。普通は無理ですよ?気が弱いなら尚のこと、心が壊れてます。正二のおかげなのでしょうねぇ。



勝が物心ついたときに母親と住む小さなアパートに男の出入りがなかったのなら、「あの人がもしかしたら僕のお父さん?」なんて考えることもないでしょうし、息子の前で身奇麗でいる母親ならば幼い勝にそんな事情を話すことはないでしょう。勝も賢くて優しい子どもですから意識無意識のうちに母親を困らせるまいと父親のことを訊ねることはなかったのではないかと思います。貧しくとも、片親でも母親と穏やかに暮らしていることが勝の幸せだった。勝の回想に出てくる母親は見るからに薄幸そうです。




やさしそうだけれど業の深そうな印象のある勝母。
髪の毛の質感、(この時点での)眉毛の形、勝は見るからに母親似。
幸薄いのも母親譲り。 



最初の設定では、勝と貞義には本当に血縁があった、のだと思います。それが話が進んでいくうちに貞義は金であり顔無しであり、古今東西で様々な人々に悲しみを与えてきた諸悪の根源になったために、悪役と少年主人公が親子関係にあるのはどうかということになったのか、最終的には「母子家庭の天才少年を息子と謀り引き取った」になりました。倫理的に問題があったのか、作者が勝に悪人の血を流したくなかったのか、それは分かりません。
ただ確実に言えることは、「勝と貞義が実の親子であった方が絶対に物語に深みが増した」ということです。
ここらへんの妄想は【からくりサーカス覚書き。】のちささんとしつこいくらいにメールで語ったものですが(笑)、もう一度改めて。





散々言われることですが、勝と鳴海、ふたりの主人公を並べてみたときにどうしても勝の因縁や業が鳴海より弱い。どうしても後付け感の否めない理由がそこにある。戦う理由も「これだけは勝でなければならない」って感じがしないんですよね。しろがねを守る、は鳴海でもできるし、黒賀村を元に戻せ!、もむしろ平馬がこだわった方がいいというか勝以上に平馬がこだわってないのが妙。自動人形をこの世からなくさなければならない使命の由来もゾナハ病にかかったことのない勝には実際、背負いようがない。勝は確かに正二やギイの過去を知ったけれど、それまで勝が引き受ける必要はどこにもない。ギイの因縁はギイが決着をつけるべきだし、しろがねに纏わる謎はしろがね本人が自分の運命に立ち向かうべきなのです。
で、本来、勝個人が顔無しと戦う理由としてもっとも納得がいくのが、「それが実の父親だから」だと思うのです。
せっかくドロドロした底無し沼みたいな設定を一番初めに用意したのにそれを覆したってのが間尺に合わない。 いっくらでもドロドロにできたはずですよ、勝ルートの『からくりサーカス』。実際、ドロドロにすべきだったと思うし。



赤の他人である少年にダウンロードするよりは実の息子にダウンロードする背景の方が「己の分身」ってイメージも湧きますし、貞義の病的さも出ますし・・・可愛いはずの血の繋がった子どもを意思のない人形のように扱う男なんてまさにヒールですよ?血の繋がってない子どもを可愛がらない、ってのは言っちゃ何ですが当たり前ですよ?私だって自分の子どもだからチビやチビチビが可愛いんです。甥っ子と言えど、我が子には敵いませんもん、言わんをや、赤の他人ならばこれ如何に、てなもんでしょう?実の父親に愛されない、邪険にされるからこそ勝の悲哀は際立つんです。それどころか、勝自身が貞義クローンで、母親は受精卵を生み育てる『子宮』の役目だけの女って設定でもいい。天才少年設定だって、貞義が先天的遺伝子操作なり後天的脳改造なりしたからモンスターになったでもいい。



母親の死因は語られていませんが、貞義の黒い情熱に気づいた母親が勝を手放すことを拒んだために貞義の手のものに病死に見せかけて殺害された、ってなら尚のこといい(私って黒いな)。善治に誘拐された勝が(おそらく隠れて)泣いている母親の夢を見ていますが、それが伏線になったっていい。



自分には貞義の血が流れている(または自分自身が貞義クローンである)、そして貞義の記憶を植え付けられてしまった。自分の中の狂った血と記憶に呑み込まれ、今は勝でも勝でなくなるときがくるのかもしれない。母親を悲しませて果ては殺し、しろがねと鳴海、自分の大事な人を苦しませて憎み合わせて、そしてこんな自分を生み出した、あの男が許せない・・・・!
くらいの因縁があったのなら鳴海の主人公の座を肩代わりしてもいいです。そこまで暗い糸が導くのなら、『しろがね』になって1年半足らずの鳴海の因縁は勝には敵いません。





続きまして、勝の遺産相続の謎について。
ここでの描写、椅子に心細げにポツンと腰掛ける周りでネチネチしている親族がものすごーくたくさんいるのが気になります。正二・貞義が『しろがね』じゃなければいても不思議じゃないんですが。サイガの創始者が正二、ってことになっちゃいましたからねぇ。才賀家が代々続いた家柄設定もなくなってしまいましたから・・・後付け設定に苦しんでいる様子が窺われます。



さて。



貞義の総個人資産は180億。後の回想で、勝が全額相続しても兄弟たちは遺留分減殺請求をする旨の発言をしてましたから、本来相続すべき額の半額、18億は兄弟たち各々に渡っているはずなんですよね。だから勝の相続分は細かく言えば108憶、しかもそれくらいの金額ともなれば半額近くを相続税で持っていかれるんじゃないですか?控除を受けたり節税してたりだろうから実質幾らを相続したかは分かりませんけど、少なくとも「阿紫花さんに10憶あげたから170憶!」の発言は違うと思うんですよ。遺留分減殺請求は即行だったろうし、その上でこの発言はあり得ないし、手続き完了まで時間がかかるのだとしても弁護士からきっちりと説明を受けているはず。ハッキリ言って、「この子は税金を差し引いても約180憶を相続することになるぞ?」って説明セリフの方がすんなりしたなぁ。総資産云々じゃなくって。



ていうか、サイガ程の大会社なら【才賀家】の資産を管理するための別会社があってそれは動産不動産合わせて180憶じゃすまないだろうし、何かこう・・・・スケールが小さい・・・・気がする・・・・。



貞義の個人資産、じゃなくってサイガグループの全経営権・全権限を勝に委譲、勿論、才賀家の資産の管理会社も勝の支配化にあり、若干11歳の勝に『ある年齢になったらサイガグループの総裁となる権利を与える』、くらいのことをしてくれた方が兄弟たちが目の色を変えるのも分かるんですけれどね。貞義もとんでもない骨肉の争いを演出したかったのなら『犬神家の一族』ばりの遺言書を書かねば。

「~以上を才賀勝が相続することとする。但し、18歳までに才賀勝が死亡した場合、この限りではない」
みたいなね~金に魅入られた愚かな人間の欲望を掻き立てるような一文を最後に付け加えて欲しいものですねえ。




とてもホロリとくる話・・・。
でも勝ほどの賢い少年(後にモンスターと呼ばれる)ならば「お墓を立てられるだけのお金があれば何もいらない」と言って不要な争い事を避けることができた気もする。
この段階での気の弱さと、後の天才設定が非常にアンバランス。



何だか全体的に辛口になってしまいましたね(汗)。
私は別に勝を不幸にしたいわけじゃないんです。むしろ、原作後半の勝こそ不幸のような気がしてなりません。
ラスボス戦に挑むには弱い業の下での不自然な形でのスーパー小学生化&主役の軸の交代&ラブゲによって勝への風当たりが強くなってしまったことの方が「才賀勝」というキャラには不幸です。もっと読者に愛されて然るべきなのに・・・。



勝に求められていたキャラって何でしょうね。抗えない運命の奔流に有無を言わさず流されていってしまう、非力だけれど健気な少年でしょうか。一方の鳴海は迫り来る非業の運命にひたすら立ち向かう男、ですか。勝は鳴海のようになりたいと思う。最終的にはそれが勝のゴールです。
ただそれがちょっと早すぎたのかもしれません。勝が勝の知っている鳴海のようになってしまうのが。ラスボス戦にて、ラスボスに向かって「僕はおまえじゃない。ぼくは鳴海兄ちゃんみたいになるんだ!」、とそこからは鳴海のような姿勢に打って変わる、くらいがちょうどよかったのかもねぇ・・・(あくまで個人的にですが)。
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